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​​研究テーマ

​藍色細菌(らんしょくさいきん)、いわゆるラン藻は、生物時計をもった最も単純な生き物です。藍色細菌の生物時計は、時計タンパク質KaiA、KaiB、KaiCの3つから構成されています。この3つのタンパク質が結合したり離れたりすることで24時間の自律的な振動が生み出されます。たった3つの、しかもタンパク質だけで約24時間の時を刻む、この不思議さに魅かれて研究を続けています。時計の作動原理を解明するために、様々な構造生物学的手法を使って研究を行っています。

藍色細菌は、地球上で最初に酸素発生型の光合成を始めた生物です。今、私たちが生活できるのは、藍色細菌のおかげです。

研究内容: 概要

​​卒業研究テーマ

2020年度

構造解析に向けた時計タンパク質KaiCのペプチド連結酵素による結合条件の決定

クラミドモナスチラコイド膜の動態解析における条件の検討

高速AFMを用いたPRXの酸化還元状態の構造変化とCRX-PRX複合体の動態の解析

2019年度

核磁気共鳴法による時計タンパク質と出力系因子の相互作用解析

光防御機構時の光合成膜タンパク質の動態変化

2018年度

​緑藻由来チラコイド膜のAFM測定に向けた条件探索

研究内容: 概要
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